PPP の設定を行う場合の設定の注意事項は?

config ppp peer のコマンドは、初期では、パラメータ「-mode」が「normal」になっています。
「normal」は、「起動時自動的にリンクアップを試行し、接続が切れるとプロセスを終了します。」のでPPP peer が一度だけ実行して、失敗するとプロセスも終了してしまうため、発信していないように見えます。

よって、ダイヤルアップの設定では「demand」または「persist」を指定してください。
「demand」は、データトラフィックが存在して初めてリンクアップを試行します。「-idle」と併用して必要な時のみ発信を行うように設定が可能です。
「persist」は、接続が切断されたあとにプロセスを終了せず、再接続を試行します。電源が投入された際や何らかの原因で回線が切断した場合に再接続を行い、回線が常に接続されるように努力する設定です。