概要

　Rooster LBXがメンテナンスOSで動作している場合にSSHリモート・ポート・フォワードを利用してSSHサーバからSSHコマンドによりリモート接続することが可能です。

　以下に設定及び接続方法を説明します。

情報

本設定例で使用するSSHサーバのホスト情報の項目 は以下の通りです。

設定項目	設定値例	説明
ホスト名	www.lbx-example.com	SSH サーバのホスト名又はIPアドレス
ポート	50022	SSH サーバのポート番号
ユーザ	testuser	SSH サーバ側で設定しているユーザ名
SSH 秘密鍵	パスワード付きSSH 秘密鍵	パスワード付きのSSH 秘密鍵
SSHパスフレーズ	SSH 秘密鍵 のパスワード	SSH 秘密鍵 を作成した時のパスワード
リモートポート	10022	SSHサーバのポートフォワード用ポート番号
ローカルポート	22	LBXのポートフォワード用ポート番号

構成

設定手順

１．PC1からRooster LBXに接続します。
　接続方法については、「WEB設定ツールへの接続方法」をご参照ください。

２．メンテナンスOSでモバイル通信を使用する設定をします。

　 設定方法については 「メンテナンスOS時のモバイル通信設定 」をご参照ください。

３．バックアップ機能設定の画面を表示します。
　「LBX拡張機能」→「バックアップ機能設定」のグリッドの「設定画面」ボタンをクリックしてページを開きます。

４．「情報」に記載の設定値でSSH リモート・ポート・フォワードを設定し、SSH サーバに接続できることを確認します。
　 設定及び、接続方法については「リモート・ポート・フォワードの実行方法 」をご参照ください。

　※SSH リモート・ポート・フォワードの接続先の設定値は、モバイル通信経由で接続するSSH サーバの情報を設定します。

５．リモートポートフォワード接続状態になると、SSH サーバからLBXのメンテナンスOSにログインできます。
　以下コマンド等のようにsshでローカルアドレス、ポートに接続を行うことでリモートポートフォワード機能でLBXへ転送されます。

　Linuxコマンドでの例：ssh root@127.0.0.1 -p [ LBXのポートフォワード用ポート番号 ]

６．リモート・ポート・フォワード設定がされている場合、メンテナンスOSは起動時に自動的にリモート・ポート・フォワード接続を試みます。その為、メンテナンスOS起動後、SSHサーバに接続が完了すると、SSHサーバからメンテナンスOSへのログインができるようになります。
ログイン方法は「メンテナンスOSの起動方法」の「５．PC1からメンテナンスOSへのログイン方法」を参照ください。